クレジットカード固有のポイントや、Vポイント、dポイント、Pontaポイントなど共通ポイントをためられるクレジットカードをメインで使ってきた筆者だが、クレジットでポイント還元よりデビットカードでキャッシュバックという選択肢(ソニーバンクウォレット)に路線変更した。
2025年現在では、住信SBIネット銀行などネット銀行系の還元率が良くなってきており、電子マネーチャージ利用でも今のところ還元率が下がらない住信SBIネット銀行デビットカードPoint+も併用することにしたので、経緯も合わせてこちらの記事にまとめる。
きっかけは、ポイ活のルート見直し
筆者はクレジットカードのポイントを貯めるための活動はやめてデビットカードをメインカードにしたものの、日常の買い物でなるべく還元率は上げたい!ということで、楽天ペイ(QRコード決済)へのチャージにソニーバンクウォレットを組み込んで運用している。ただし、その間にANA PAYと楽天Edyを挟むことでそれぞれの利用時のポイントが得られる。(毎月のチャージ作業の手間は増える)
このルートで4.0%還元!(だった)
- ソニーバンクウォレット(+2.0% / プラチナステージ)→ ANA PAY(+0.5%)→ 楽天Edy → 楽天キャッシュ ⇒ 楽天ペイのQRコード決済で最終的に利用※(+1.5% / 月2回の楽天ポイントカード提示が前提)
(2026/1/9更新)※楽天ペイのQRコード決済時の還元率が2026/3/1よりダウンしている。こちらの表記は変更前の数字。このルートの最新の還元率は最後のセクションをご参照。
デビットカードのメリットやソニーバンクウォレットのについてはこちらの記事にまとめてある。
上記の記事で触れたとおり最大2.0%の高還元率だったソニーバンクウォレットだが、2025年12月1日から、各種プリペイド・電子マネーなどへのチャージ利用は、ステージに関わらず、Sony Bank WALLET の現金キャッシュバックを一律0.5%とするように変更になったことで、上記の合計4.0%ルートだったのが -1.5%になって2.5%になってしまうことに。
上記のルートで電子マネーチャージ利用を月5万~10万しているので、この利用分の還元率が下がるのはもったいないというこで、電子マネーチャージでも高還元率のまま(ソニーバンクのような変更が業界の流れだとするならそう変更される前)のデビットカードがないか調査した。
デビットカードで(電子マネーチャージ利用でも)高還元率のカード
ということで調べたところ、住信SBIネット銀行やりそな銀行の還元率が高そう。会費がかかるのはおそらく元が取れないので避けたいところ。
| カード名 | 発行銀行 | 還元率(ポイント) | 年会費(税込) |
|---|---|---|---|
| 『デビットカードPoint+(Mastercard)』 | 住信SBIネット銀行 | 1.25%~2% | 無料 |
| 『V NEOBANKデビット+』 | 住信SBIネット銀行 | 1.5% | 無料 |
| 『りそなデビットカード〈プレミアム〉』 | りそな銀行 | 2% | 月700円 |
ただし今回の変更ポイントである「電子マネーチャージ利用分が表記の還元率で還元されるか」という点についてはなかなか情報が転がっていないので、実際に入会して確認するっきゃない!となったのだが、運よく住信SBIネット銀行の口座をもっているので『デビットカードPoint+(Mastercard)』を発行して確認した。
デビットカードのデジタルカードがある!
『デビットカードPoint+(Mastercard)』(以下、Mastercardを省略)は、最近よくあるクレジットカードのデジタルカードと同じように、デビットカードのデジタルカードだ。最近『d NEOBANK』にサービス名を変更した住信SBIネット銀行のスマホアプリ内で、すぐに発行できた。
Mastercardのデジタルカード(バーチャルカード)として、クレジットカードのバーチャルカードと同様にカード番号と有効期限、セキュリティコードをアプリで表示させ、これらの情報を使ってネットショッピング等で利用ができる。2025年12月11日より任意でプラスチックカードの発行もできる。(発行手数料\1,100)
還元方法は現金にも交換できるポイントで
デビットカードPoint+でたまるポイントは、「デビットカードでの支払い時に、1ポイント1円換算で使えます。また、現金やJALのマイルへの交換も可能です。」とサービスサイトに記載されているとおり、現金として使えるのでキャッシュバック指向の筆者と合っている。スマホアプリの「デビット管理」メニューで「ポイント払い」をオンにしておけば、デビットカードの利用時に1ポイント1円で自動的にポイントが利用金額に充当される。
デビットカード発行時に「ポイント払い」をオンにしたところ、その時点で貯まっていたポイント残高(デビット以外でも給与振込口座に指定するなど住信SBIネット銀行のサービス内でポイントがたまっていた)が、円普通預金残高に振り替えられた。(少し謎な動きだが、最初はそのような動きをするのか!?)
還元率アップの条件は銀行残高(2025/11/10更新)
還元率は、月末時点の円普通預金残高に応じて、翌月の利用に対する還元率が決まる仕組み。(2026年5月からは給与等受取口座、口座振替の利用状況も加味される(後述))
付与されるポイントは基本ポイントと上乗せポイント(上乗せポイントは毎月10,000ポイントの上限あり)の2階建てになっているが、上乗せポイントの上限に達する利用金額は相当なものなので基本+上乗せの合算で判断していい。一般的なクレジットカードにも引けを取らない高還元率だ。
還元率アップの条件(2026年5月から)
| 円普通預金残高 | 100万円未満 | 100万円以上 | 500万円以上 | 1,000万円以上 |
| または 口座利用状況 1 | A.給与等受取あり2 または B.口座振替1件以上3 | A.給与等受取あり および B.口座振替1件以上 | なし | なし |
| ランク | ベーシック /シルバー | ゴールド | VIP | プラチナVIP |
| 実質ポイント (基本+上乗せ) | 1.25% | 1.5% | 1.75% | 2.0% |
- 円普通預金残高または口座利用状況のいずれかを満たせば該当の会員ランク(実質ポイント還元率)となる ↩︎
- 給与、賞与、年金受取のいずれかの入金が月内にある ↩︎
- 口座振替(銀行引落)が当月に1件以上ある ↩︎
2026年5月から会員ランクにより月間の手数料無料回数が優遇される「スマートプログラム」の改定が発表され、デビットカードPoint+の還元率も会員ランクに応じた優遇内容として組み込まれた。(2025/11/7プレスリリース)
変更前は月末時点の円普通預金残高による条件のみだったが、この変更により預金残高だけでなく給与等受取口座の指定や口座振替の設定により会員ランクを上げることで、デビットカードPoint+の還元率アップを狙うこともできるようになる。
また、表で2段階目の1.5%にあたる残高条件が200万円以上から100万円以上に下げられており、筆者としては100万円であれば還元率アップのために普通預金を置いておいてもよいかなと思える金額感になった。
還元率アップの条件(2026年4月まで)
| 円普通預金残高 | 200万円未満 | 200万円以上 | 500万円以上 | 1,000万円以上 |
| 実質ポイント (基本+上乗せ) | 1.25% | 1.5% | 1.75% | 2.0% |
ポイント還元率が異なる利用先と付与対象外について
どんな利用でも高還元率かというとそうでなく、ライフライン使用料金(鉄道、公共料金、NTT)、税金、年金/健康保険料、宝くじ、病院、寄付などの加盟店での利用については、還元率が一律0.30%になる。
また、海外ATMでの現地通貨引き出しと銀行の各種手数料についてはポイント付与対象外となる。
詳細は、以下の住信SBIネット銀行のページを参照されたい。
ご利用方法 – デビットカードのポイント
電子マネーチャージ利用は、還元率0.30%の対象にもポイント付与対象外にも該当していないが、インターネット上には対象外という記載があったり、コールセンターに確認して対象外と回答されたという記事もあり、この時点では半信半疑。
電子マネーチャージ利用で高還元か、たしかめてみた。
デビットカードPoint+は電子マネーチャージ利用でも高還元率なのか?を確認しようと、2025年9月に電子マネーチャージ(ANA PAYへのチャージ)を\2,000行ったところ、翌2025年10月にその利用分に対して25ポイントが付与された。筆者の円普通預金残高は200万円未満のため1.25%で還元されるか確められる最低金額をチャージした結果、答えはYesだった。(2,000×1.25%=25)
なお、デビットカードPoint+は1日~末日の利用分に対するポイントが翌月中旬に付与される。中旬って何日かというと今回は16日だった。営業日の関係で月により変動するのだろう。


まとめ
『デビットカードPoint+(Mastercard)』は、住信SBIネット銀行(d NEOBANK)のスマホアプリから簡単に発行できるデビットカードのデジタルカードで、利用金額に対して1.25%~2.0%と高還元のポイントが付与され、ポイントは現金にも交換できて実質キャッシュバックとして支払額に充当できるので、現金よりもお得な現金感覚*のカードと言える。(*:残高がすぐ引き落とされ、残高がないと使えないという点で)
還元率はクレジットカードに引けを取らないようになってきたので、クレジットカードの利点(あと払いで利用枠まで使える)よりも、使いすぎの心配がないデビットカードがいいという界隈や、デジタルネイティブな世代には刺さるサービスだと思う。
今のところ電子マネーチャージ利用でも高還元率が適用されるということで、筆者のポイ活ルートは、2025年12月からこうなった。合計3.25%なのでまあ良しとしよう。
(2026/1/9更新)と思っていたら、楽天ペイのQRコード決済時の還元率が2026年3月よりダウンした。これまでは月2回の楽天ポイントカード提示で+1.5%だったものが変更後は月5回提示でも+1.0%、5回未満は+0.5%となった。月5回はあえて利用しないと達成しづらく、縛られたくはないのであきらめて、このルートの全体の還元率は-1.0%になると考えると、合計2.25%とインパクトのない数字になった。悲しい。
このルートで2.25%還元!
- デビットカードPoint+(+1.25%)→ ANA PAY(+0.5%)→ 楽天Edy → 楽天キャッシュ ⇒ 楽天ペイのQRコード決済で最終的に利用(+0.5% / 月5回の楽天ポイントカード提示を達成しない場合)
これまでチャージの元口座がソニー銀行だったので住信SBIネット銀行にも資金の振り替えが必要になる。ただこれは自動化できるので毎月の手間は増えない。
ちなみに、住信SBIネット銀行は、サービスの利用度合いに応じて他行振込手数料やATM利用手数料が月x回無料になる「スマートプログラム」や、他行口座に手数料無料で引き落としをかけて入金する「定額自動入金サービス」、振込手数料がかからない円送金システム「ことら」等が利用できるので、電子マネーチャージ用の口座とするようなサブ用途でもメインバンクと組み合わせて利用するハードルが低くて便利なネット銀行だと思う。

